大学のハラスメントを看過しない会 2020年度事業報告

(2020年11月~2021年3月)

1)民事訴訟の支援

 原告A さんの早稲田大学におけるセクシュアルハラスメント被害をめぐる民事訴訟を支援するため、支援者は可能な範囲で同行し、傍聴に赴くほか、準備書面・陳述書・証拠等、書面作成を手伝った。

【2020年】

12月2日 第4回公判

【2021年】

1月26日 第5回公判

3月11日 第1回弁論準備

2)HP、note、twitterでの情報発信、情報収集

 夏から団体立ちあげのための準備を行い、11月9日正式に団体を立ち上げ、11月18日にnoteにて「声明文」やエッセイを発表すると同時に、twitterにて情報発信を開始した。

 性暴力やハラスメント、いじめに関する書籍を読み、Aさんの被害を分析するほか、文献リストとして情報をまとめて公開した。

 また、他の性暴力裁判への傍聴を行い、類似の被害体験についての考察を行った。

【2020年】

11月18日 noteにて「声明文」「ゆるやかな悪に流されないように」を公開

12月26日 noteにて「セクシュアル・ハラスメントに至るまで――Aさんのケース」を公開

【2021年】

3月4日 他裁判傍聴

3月10日 noteにて「「被害者のため」という言説について一被害者の感じること」を公開

3月21日 noteにて「文献リスト① 学校におけるハラスメントについて考える」を公開

3月24日 noteにて「文献リスト② ハラスメントの心理やメカニズムについて学ぶ」を公開

3)支援金を募る

 noteのサポート機能・寄付用有料記事を通じて寄付が行えるようにし、twitterにて呼び掛けたほか、より寄付を集めやすくするために、ゆうちょ銀行にて口座開設のための準備を行った。

【2021年】

11月30日 noteにて「寄付用有料記事」を設置

 noteのサポート機能・寄付用有料記事により、2021年3月末まで計11004円の収入(決済手数料、プラットフォーム利用料、振込手数料を除く)。

4)取材対応

ハラスメントに対する問題意識を社会に広めていくことを目指し、メディアからの取材に応じた。

【2021年】

1月14日 東京新聞取材協力

2月14日 東京新聞 こちら特報部「アカハラ  次の被害出さぬ防止策を/退学女性ら「看過しない会」結成/損賠求め提訴も「心が疲弊」

2月19日 共同通信取材協力

2月24日 中日新聞「アカハラ 、繰り返させない 被害者が「看過しない会」」

3月15日 Buzzfeed取材協力