You Tubeにて「看過channel」をはじめました。

こちらは限定公開に設定しております。以下のnoteの有料記事(100円)を購入していただくことで、URLを取得できます。

      

https://note.com/dontoverlook_ha/n/ne3d09cc11089

      

      
      
※ 売り上げは寄付金として受け取らせていただきます。
※ ①と②は、適切な機材が用意できなかったため、座談の様子を写した映像がないほか、音声も聞き取りにくい部分があります(そのことについても、動画内で説明しています)。あらかじめご了承ください。

      

      

      

①振返り座談会—前半 「環状島モデル」を用いた自己分析

      

      

メンバー&支援者とで、わたしたち「大学のハラスメントを看過しない会」の、これまでの道のりを振り返り、支援のあり方について、宮地尚子氏(精神科医・医学博士)の「環状島モデル」を用いながら考察しました。

      

◾︎ 実施日 2023/6/22
◾︎ 参加者 深沢レナ(代表)、関優花(副代表)、竹田純(元メンバー)、栗田隆子(ゲスト)

      

【目次】
0:00 看過channelはじめました。
6:40 自己紹介
15:30 近況について
20:20 なぜ振り返り座談会をやろうと思ったのか
22:20 「内輪もめ」を考察する意義
23:50 「環状島モデル」について
25:55 円錐形モデルとの比較
27:10 当事者、非当事者の位置
29:00 参加者それぞれのポジショナリティのチェック
37:25 「水位」とは
38:20 雄弁な発話者を生む条件‥福岡セクハラ裁判原告、晴野まゆみさんを例に
41:55 看過しない会/深沢にみる語りの変化1…初めから雄弁だったわけじゃない
47:00 看過しない会/深沢にみる語りの変化2…看過しない会を設立してから
53:18 支援者たちとの関係性…どうやって「尾根」にのぼれたか?
56:00 環状島を上からみた図
57:47 一方で、「重力」「風」「水位」にも悩まされてきた
58:54 「風」とは
1:01:30 当事者として支援者に抱く違和感や悩み…深沢の場合 ①権力関係
1:03:55 当事者として支援者に抱く違和感や悩み…深沢の場合 ②同一化(理想化?)
1:05:50 看過しない会の体制の変化(〜2022年)
1:06:40 看過しない会の体制の変化(2023年〜)
1:07:35 みんなはどー思う? ・#MeToo運動のもたらしたもの
1:11:23 大変だったね〜 ・1人体制で運動をやるということ
1:12:20 非当事者が語ることの難しさ
1:15:10 支援者のコミュニケーションが「all or nothing」になりがち
1:16:53 「こういう支援者がいてありがたかったな」という人
1:17:40 元メンバーの語る支援の難しさ
1:21:30 「被害者」としてカテゴライズしてはならない…同じ「被害者」でも全然違う…!
1:22:15 支援とは「登山」のチームを作ること
1:23:20 関が看過しない会に入ったきっかけ
1:24:30 支援者にもライフステージの変化や病気がある
1:26:20 支援者同士でもピアグループ作ったら?…支援のノウハウを共有する
1:27:10 支援者はいつでも逃げられるからこそ居続けることが難しい
1:28:30 みんなめっちゃ頑張ったよ〜!
1:29:25 コメンタリー

      

環状島モデル(宮地尚子『環状島=トラウマの地政学』を参考に関が作成)

      

      

宮地尚子『環状島=トラウマの地政学』(みすず書房、2018年)

      

      

②振返り座談会ー後半 「ブラック」企業という言葉の由来と変遷

             

      
「ブラック団体」という言葉の問題、日本における黒人差別について、栗田隆子さん(フェミニスト・文筆家)と一緒にお話しし、交差的(Intersectional)な運動、マルチイシューの実践の仕方を探りました。
      

◾︎ 実施日 2023/6/22
◾︎ 参加者 深沢レナ(代表)、関優花(副代表)、竹田純(元メンバー)、栗田隆子(ゲスト)       

      
【目次】
0:00 ごあいさつ
0:43 該当Tweetに至った経緯…痛みや病の意味
3:20 ユングの「雨降らし男」の話
6:18 ハラスメント=「呪い」
8:22 被害者が交差的な運動を実践するには?
12:44 「ブラック」企業 言葉の由来と変遷 
16:00 POSSEインタビュー記事
18:13 東洋経済ONLINE記事
21:55 朝日新聞デジタル記事
23:20 日本における黒人差別の問題
25:15 交差性をどうやって現実に落としこんでいくか
27:33 言葉の問題の重要性、ヴィーガンとして悩む種差別発言への対応
32:21 差別の優先順位の話の危険性
44:55 「気づかない」ということ、その伝え方の難し方
46:30 Twitterの運動の限界
53:07 「語り」の変化、発信しながら学習権を回復するということ
54:55 コメンタリー

      

      
      

③振返り座談会の振返り

             


この動画は、2023/6/22におこなった「振返り座談会」の映像が撮れていなかったために、その説明・補充として6/25に再び4人で集まって撮影した動画です。想定していたものとはだいぶ異なる内容となりましたが、ふだんの看過しない会+支援者の雰囲気が伝わればと、一部編集してお届けします。

      
◾︎ 実施日 2023/6/25
◾︎ 参加者 深沢レナ(代表)、関優花(副代表)、竹田純(元メンバー)、栗田隆子(ゲスト)

             
【目次】
0:00 夏の過ごし方
6:23 大人と子どものあいだ
10:13 社会運動と「大人」の責任感
14:26 沈黙していたいという欲求
18:35 発声とポジショナリティ
21:55 関東住まいの特権性
24:05 一人だけオンライン参加の疎外感
26:45 環状島の話をするときの身体感覚
28:35 沈黙していたい欲求と、人に話をききにいきたい欲
32:30 たけだの共感疲労の発見
36:12 支援者が感情を伝えること、その伝え方
39:58 「怖れ」を正直に話すこと
42:30 当事者&支援者間の一体感の危険性
45:10 外にいるからこそできること
48:30 判決後の大変さ
50:00 差別することを怖れるより、差別者と呼ばれることを怖れる
50:55 交差的な運動は1人ではできない
51:30 気づかないでいたことを相談できる場
53:27 大元にいかないからいろんな悪が派生して生まれる
54:16 肌の濃さのレベルによる差別もある
55:45 話せばわかる人と繋がる

      

       

      

      

      


      


※ 一部コンテンツの有料化について

本会は現在、実質2名のメンバーで運営しており、裁判費用・文献費・取材経費・機材費等も個人の自己資金から捻出しています。昨年度にはおかげさまで多くの方から支援金を頂き、自己負担分を一部解消できましたが、先日控訴したことにより再び赤字分が増えています。

また、本会は、メンバー&支援者らによる膨大な無償労働によって成り立っています。裁判書面の分析・作成・黒塗り・校正、記事の寄稿、インタビューなど、キャンパス・ハラスメントに関わるさまざまな問題意識を持った方々の善意のご協力のおかげで、多くの記事を作成することができています。

これまでわたしたちは、「とにかく他の被害者の方の役に立てば」という思いで、ほぼすべてのコンテンツを無料で公開してきました。しかし、それと同時に、団体の方針にご理解いただけていない方から、発信の一部だけを切り取られ、心無い言葉を投げかけられることも多々あり、心を痛めてきました。

ハラスメント・性暴力被害者に有益な情報が入手しづらい現状で、届く範囲を狭めるというのは心苦しい決断ではありましたが、このタイミングで、YouTube動画など、一部のコンテンツを有料化し、限定的な公開とさせていただくことに致しました。

これらの売上げは支援金として受け取り、赤字分に当てさせていただきます。また、今後、支援金が集まれば、コンテンツ作成にご協力いただいた方に謝礼をお支払いすることも可能となります。

本会は支援金を原資として運営しており、継続した活動には皆様のご支援が不可欠です。

本会の趣旨に賛同をいただける皆様のご支援を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(会)